出水市の出身です。高校時代は甲子園を目指すいわゆる高校球児で、最後の夏は県予選でベスト4まで進みました。卒業後は10年ほど東京で美容師として働き、30歳を境に地元に戻りました。溶接工として働く傍らオフはソフトボールのコーチも引き受け、そこで社長の息子さんを教えたことが縁となり、当社に転職しました。設計の仕事は「デザイン」と訳され、創造力や緻密さが要求されます。また部下5名を従える立場としては、チームをまとめる力も求められます。野球と美容師で培った能力やセンスを活かせる職に就けたことに、不思議な運命と感謝を感じています。

鉄骨製造は「建設される建物単位」で受注生産します。使用する鋼材は、一辺が85cm長さ10mの大型角型鋼管や、断面がHの形をしたH型鋼などで、一物件で使用する鋼材の量は、物件規模にも寄りますが、トレーラーの台数にして10台程度になります。当社はそうした大量の鋼材を数カ月の期間で順次加工して建設現場に納品しています。

設計の仕事は、大きく3つに分類されます。まずゼネコンさんからいただいた設計図書をもとに、建物の骨となる柱や梁をCAD上に描き、鉄骨造の全体像を描くこと。次にそこから拾い出した材料の規模を積算し鋼材メーカーに発注すること。最後に当社内で行う加工作業の指示書となる設計図を作成することです。当社のミッションである鉄骨の受注製造の司令塔に相当します。集中力、内外へのコミュニケーションが業務上のポイントとなります。

現在当社の受注状況は約3年先まで埋まるほど好調です。当然製造ラインをフル稼働していますが、更なる効率化には設計業務のスピード化が欠かせません。増員計画としては、即戦力が望ましいところですが、異業種からの転職者やCADツール未経験者であっても丁寧に指導いたします。ちなみに設計部にはミャンマーからの高度人材が３名帰属しており、日本人スタッフ2名とともに切磋琢磨をしています。

入職後は、製造工程を一通り経験していただくようにしています。自分が作図した指示書が製造業務においてどう使われているかをしっかり認識するという意味もあります。やりがいは私が保証いたします。ご自身の未来、当社の未来を、共に切り拓こうとする方との出会いをお待ち申し上げます。