硬い鉄鋼を必要とする形に
正確に加工するプロの集団です。
My Career
溶接工、鍛治工を経て副工場長に
私は造船業から転職しました。理由は繁閑差があまりない仕事で安定的な収入を得たかったからです。当社は当時から受注基盤が安定しており、実際現時点でもかなりのバックオーダーをいただいています。副工場を任されたのは2020年です。転職直後は溶接のみを担当していましたが、若手が多かったことから鍛治全般も担うことになり、その流れで梁・間柱の製作と各工程のマネジメントする立場に至りました。現在の職務は、製作実務に並行して、工場内を巡回、各種会合への出席、合間を塗って社員個々のマインド面のケアと、多忙な日々を送っています。工場長とともに当社の顔としてお客様からの信頼、ご期待に応えるには、社員一人ひとりの意識、技術を高め、同時に相互に支え合う風土を醸成する必要あります。
My Work
建築鉄骨の一次加工~組立~溶接~塗装~積込まで
鉄骨製造には大きく4つの工程があり、スタッフは原則その職務に専従しています。ただし本人の希望等により、工程間を異動して多能工を目指したり、品質管理業務や設計業務に転属となる場合もあります。
具体的には【❶一次加工】と呼ばれる材料の切断と穴あけと錆止め効果に有効なショットブラストまでの工程。大型ロボットにより半自動化されています。次に柱と梁のチームに分かれての【❷組立】工程。手作業が多くスキルが求められます。
次は加工後の梁や柱にプレート等の部品を【❸溶接】します。6〜7割はロボットが行いますが細かな部分は手作業で行います。ここから先は塗装班になります。
【❹塗装】では、下地処理(ケレン)を行います。塗装の良し悪しを決める重要な作業です。その後の錆止め塗装では、仕様通りの塗装厚に仕上げることがポイントになります。スキルを要求される工程です。塗装を終えると出荷タイミングまでストックし、建設現場の状況に応じて現場納品します。
Introduction Flow
「真面目にコツコツ」やれば努力が報われる
製造業務に従事していただく場合、基礎的なスキルとしてまずクレーン操作を覚えていただき、安全に関する知識も学んでいただきます。2つ目のステップは溶接です。早い方では3ヶ月程度で基本的な技能を習得しています。3つ目のステップは図面の見方です。これをクリアすると4つ目のステップとなる、組立・鍛治作業に挑戦していただきます。鍛治作業ではショットバーナーなど道具の使い方も重要になります。導入研修期間としては1年を目安にしていますが、スキルを求められる奥の深い業務ですので、「一人前」と呼ばれるエキスパートになるのには10年はかかると言われています。なお塗装班は必ずしもこのステップを踏まず直接ケレン作業からスタートする場合もあります。
いずれも学んだことを素直に受け止め日々の作業に生かしていければ、必ず技量が上がり、自信がついてきます。そして自分が手塩にかけた製品が出荷できた時は、大きな喜びが得られます。鉄と共に、私たちと共に、その喜びを分かち合いましょう。